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Webパフォーマンス

Webパフォーマンスの重要性

Webパフォーマンスは、単なる表示速度の問題ではなく、ビジネスの「情報戦」を左右する問題です。

情報戦は、インターネットでの情報の補給線であり、補給線が滞ると拠点制圧ができません。
競合他社より、高速に情報提供できる企業が、その地方やその都市で優位に立ちます。
欧米の企業が、Webパフォーマンスに多額の投資を行うのは、「情報戦」という概念があるからです。

具体的には、Webの表示速度は以下の項目を左右します。

クローリングを左右する

クローラー

SEO対策の基本は、確実にWebページをクローリングしてもらうこと。
Googleのクローラーの50%は米国のシカゴからやってきます。
シカゴに1秒以内にHTMLが届かないと、クローラータイムアウトになります。

高速化は、Googleの検索対象となるページ数を増やします。

検索順位を左右する

検索順位

Google検索において、情報の価値が同じであるならば、Googleは表示速度が速い方の検索順位を上げます。
何故なら、Googleにとっては、検索結果からWebページを閲覧して情報を見るところまでが顧客体験だからです。
近年、表示速度が検索順位に与える影響は増す一方です。

高速化は、Googleの検索順位を上昇させます。

顧客体験を左右する

顧客体験

速度は、そのまま快感に繋がります。
何の遅延もなく、スムーズに物事が進むとき、人はフロー状態に入ります。
全ての仕事やサービスにおいて、素早い事が高く評価されます。
お客様の「快感」の体験を作り出す基本は速度なのです。

高速化は、心地よい顧客体験を提供します。

直帰率を左右する

直帰率

「お待たせして申し訳ございません」とリアルでよく聞く言葉です。
ところが、Web上では、遅延してもお詫びの言葉はありません!
お客様はシビアで、ちょっとした遅延(あなたが思うよりも厳しく2~3秒)を待てず離脱します。

高速化したお客様のサイトは、実績ベースで、90%台の直帰率から60%前後まで改善しています。

高速化は、お客様に即座にページへご案内することで、直帰率を下げます。

再訪問率を左右する

再訪問

お客様がサイトを使う「期間」は、商品やサービスによって異なります。
例えば、車を買うのは車検の2~3か月前から1か月ぐらい、自動車保険は更新日の1週間前から2日ぐらいです。
その期間中に色々と商品やサービスを選ぶサイトとして、遅いサイトを選びはしません。

高速化は、素早く購入検討しているお客様に情報を提供することで、再訪問率を上げます。

PV数を左右する

Page Views

高速化によって検索順位が上がり、素早く心地よく閲覧できるようになれば、当然ながらPV数が増加します。
特にメディアサイトでの伸び率は顕著で、年3倍ずつ伸びて、月間100万PVから1300万PVまで伸びたお客様もいらっしゃいます。
収益は、4年で6倍まで伸びています。

高速化は、素早く心地よい表示によって情報提供できるため、PV数を増加させます。

CPAを左右する

Cost Per Acquisition

広告を掲載するサイトにとって、遅いサイトは確率的に広告閲覧数が下がります。
広告でリードを獲得するサイトにとって、遅いサイトは広告をクリックして訪問して頂いた見込み客が直帰してしまいます。
いずれも、CPA(Cost Per Acquisition:顧客獲得単価)を押し上げる要因です。

高速化は、広告を出す側も掲載する側も、CPAを改善します。

ブランディングを左右する

ブランディング

「何を買うか?」から「何を信頼するか?」へ、消費者の購買基準が2020年代に入って大きく変わっています。
ブランドは、その信頼の起点となるものですが、遅延したWebサイトはブランドにどんな影響を与えるでしょう?
例えば、Appleのサイトが遅延したら…と想像してみて下さい。
それだけでお分かり頂けるでしょう。

高速化は、企業の技術力や顧客に対する姿勢の現れであり、ブランディングを支援します。

運用コストを左右する

運用コスト

高速化した弊社のお客様から、「運用が楽になりました」というコメントを頂く事があります。
パフォーマンスが悪いということは、計算が非効率的だという事です。
つまり、燃費が悪いクルマに乗り続けるようなもので、人や時間やマシンのリソースを余計に消費します。

高速化は、Webシステムの品質を改善し、運用コストを削減します。

スマホの電池消費を左右する

バッテリー状態

スマートフォンは、「間欠受信」という仕組みを使って、バッテリー消費を抑えています。
着信の有無を常に接続して確認すると電池がすぐに無くなるので、細かな周期で確認することで電力消費を抑えます。
Webやモバイルアプリに接続すると、データを受信するために電波接続が続くため電池が使われます。
遅いWebサイトは、スマートフォンの電池をどんどん消費していきます。

高速化は、通信を素早く終えるWebサイトにし、スマートフォンの電池消費を抑えます。

スケーラビリティを左右する

スケーラビリティ

Webパフォーマンスを高速化するためには、計算処理の高速化・効率化が欠かせません。
計算処理の高速化や効率化を行うことで、サーバ1台あたりの処理可能数が増大します。
遅いWebサイトというのは、燃費の悪いクルマのようなもので、同じ走行距離を走るのに燃料を余分に消費するのに似ています。

高速化は、サーバ1台あたりの処理能力を増大させて、スケーラビリティを拡大します。