Gcoreについて

Wargamingから独立したゲームプラットフォームサービス

Gcoreは、ルクセンブルクに本社を置くグローバルなエッジAI、クラウド、ネットワーク、セキュリティ企業です。
2014年の創業以来、Gcoreは世界中のデジタルインフラを支える先進的なサービスを展開し、2024年3月時点で180以上のPoP（Point of Presence）を6大陸に展開しています。
そのグローバルネットワークは、企業の成長とデジタル変革を強力に支援し、AIやクラウド、エッジコンピューティング、CDN、セキュリティといった多様な分野で高い評価を得ています。

ミッションとビジョン

ビジョンは「世界中どこでも、誰でもAIにアクセスできる社会の実現」です。
Gcoreのミッションは、「革新的なAI、クラウド、エッジソリューションを通じて、よりスマートでつながった安全な世界を創造する」こと。
これらの理念のもと、Gcoreは今後もグローバルなデジタルインフラの進化をリードし続けます。

Gcoreの歴史と成長

Gcoreは、もともとゲーム業界のニーズに応えるために独自のCDN（コンテンツデリバリーネットワーク）を構築したことからスタートしました。
2016年には15拠点だったインフラも、現在では180以上のPoP、50以上のクラウドロケーション、14,000以上のピアリングパートナーを持つまでに成長しています。
2020年以降はIntelやEquinix、Graphcoreなどの大手企業と提携し、AIクラウドや新たなセキュリティソリューションの開発にも注力。
2024年にはNVIDIA Partner Network Awards EMEAでの表彰や、IDC MarketScapeの欧州パブリッククラウドIaaS分野での「Major Player」認定など、国際的な評価も高まっています。

イノベーションと受賞歴

Gcoreは、AI分野でも積極的にイノベーションを推進しています。
NVIDIAやGraphcoreとの提携により、AIトレーニングや推論のためのクラウド・エッジインフラを提供。
2024年にはルクセンブルク語の音声認識技術「LuxemBERT AIモデル」を開発し、NVIDIA Partner Network Awards EMEAで表彰されました。
また、GigaOm RadarやIDC MarketScapeなどの業界レポートでもリーダー企業として評価されています。

サービスの特徴

グローバルネットワークと信頼性

Gcoreのネットワークは、200Tbps超の総容量、120以上のIXP（インターネットエクスチェンジ）、14,000以上のピアリングパートナーで構成されており、世界中のユーザーに対して安定した高速通信を提供します。
平均応答時間は10ms～20ms台を実現し、エンタープライズレベルの可用性とパフォーマンスを保証します。

Managed DNS

GcoreのManaged DNSは、グローバルAnycastインフラを活用した高性能・高信頼性のDNSサービスです。
GeoDNSやDDoS保護、DevOpsツールとの連携、最小TTL1秒など、先進的な機能を多数備えています。
APIやTerraform、Kubernetes ExternalDNSなどとの統合も進んでおり、インフラの自動化や運用効率化を実現します。

セキュリティ

Gcoreは、DDoS攻撃やWebアプリケーションへの脅威に対して高度な防御機能を標準搭載しています。
2024年にはStackPathからWAAP（Web Application and API Protection）ソリューションを取得し、セキュリティ分野をさらに強化。
データの暗号化、アクセス制御、監査機能も充実しており、企業のコンプライアンス要件にも対応します。

CDN（コンテンツデリバリーネットワーク）

GcoreのCDNは、世界中のPoPを活用し、コンテンツ配信の高速化と安定性を提供します。
AnycastやGeoDNS技術により、ユーザーの地理的位置に応じて最適なサーバーからコンテンツを配信し、グローバルなユーザー体験を向上させます。

クラウド＆エッジ

Gcore Cloudは、仮想マシン、ストレージ、ネットワーキング、データベースなど幅広い機能を提供し、ユーザーは複雑なインフラ管理から解放され、アプリケーション開発や運用に集中できます。
スケーラビリティに優れ、必要に応じてリソースを柔軟に増減できるため、コスト最適化とパフォーマンスの両立が可能です。
さらに、エッジコンピューティングにより、ユーザーに近い場所で処理を行うことで、低遅延かつ高可用性を実現しています。

ストリーミング＆メディア

Gcoreは、ライブストリーミングやVOD配信のための統合プラットフォームも提供しています。
トランスコーディング、CDN、ストレージ、HTML5プレイヤーを一体化し、放送事業者やメディア企業の業務効率化とコスト削減に貢献しています。