
Gcore CDN
ドメイン詰め放題・リクエスト総数による課金
主な利点
- 世界中どこでも高速なコンテンツ配信
- 大規模なトラフィックや突発的なアクセス増にも対応
- 高い可用性と冗長性による安定運用
- DDoS攻撃などセキュリティリスクへの強力な耐性
Gcore CDNは、グローバルに分散したエッジネットワークと高性能なキャッシュ機構により、コンテンツ配信の遅延を最小化し、トラフィックの急増や攻撃時にも安定したサービスを維持します。
リアルタイム分析や柔軟なキャッシュ制御、強力なDDoS対策など、現代のWebサービスに必要な機能を網羅しています。
Gcore CDNの特長
- 常に最寄りのエッジサーバーから超高速配信
- 大規模DDoS攻撃下でも安定したコンテンツ提供
- グローバルな冗長性と自動フェイルオーバーによる高信頼性
- トラフィックの地理的分散による最適な負荷バランス
- リアルタイムのトラフィック監視・分析機能
- IPv4/IPv6やHTTP/2・HTTP/3など最新プロトコル対応
- WAF、BOT対策、DDoS対策のWAAP(Web Application and API Protection)は別途料金でご提供
グローバルに展開する180箇所以上のEdgeロケーション
Gcore CDNのグローバルネットワークは、以下の特徴を持っています。
- グローバルカバレッジ
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- 世界180箇所以上にエッジロケーションを展開し、200Tbps超のネットワーク容量を確保
- 5大陸すべてをカバーし、主要都市や人口密集地域に戦略的に配置
- 日本国内の展開
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- 東京・大阪など国内主要都市に高性能エッジサーバーを設置
- 国内ユーザーにも極めて低いレイテンシで配信
- パフォーマンスの保証
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- 世界平均30ms以下、国内平均10ms以下の高速レイテンシ
- 高いキャッシュヒット率(平均85%)による安定した配信
Gcore CDNの国内での1か月分の累積分布関数によるレスポンスタイムの品質分析 - ネットワークの冗長性
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- 複数のTier1 ISPや主要キャリアとピアリング
- 障害発生時もシームレスな切り替えでサービス継続
- スケーラビリティ
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- トラフィック増加や突発的な需要にも柔軟にキャパシティ拡張
- 無料プランと有料プランでインフラを分離し、安定したパフォーマンスを保証
Gcore CDNの主要機能
Gcore CDNは、高速かつ安全なコンテンツ配信を実現するために必要な機能を幅広く備えています。
- グローバルAnycastネットワーク
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世界100都市以上に分散されたエッジサーバーがAnycast方式で接続されており、ユーザーから最も近いサーバーへ自動的にルーティング。
これにより低遅延で安定した配信を実現し、大量トラフィックやDDoS攻撃時も高い耐障害性を発揮します。 - DDoS攻撃対策
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ネットワーク層(L3/L4)からアプリケーション層(L7)まで包括的にDDoS攻撃を検知・緩和。
大規模攻撃にも対応可能な防御能力で、サービスの継続性を確保します。 - エッジキャッシュと高速配信
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世界中のエッジサーバーにコンテンツをキャッシュし、ユーザーに最も近い場所から高速に配信。
ウェブサイトやアプリケーションのレスポンスを大幅に改善します。 - 柔軟なキャッシュ制御
- TTL設定やキャッシュ無効化(パージ)機能を備え、コンテンツの鮮度を保ちながら効率的な配信が可能です。
- 無料SSL証明書の自動発行・HTTPS対応
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無料のSSL証明書を自動発行し、安全なHTTPS配信を標準サポート。
最新のセキュリティ標準に準拠しています。 - リアルタイムのトラフィック監視と分析
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配信状況やトラフィックデータをリアルタイムで可視化。
パフォーマンスの最適化やトラブルシューティングに役立ちます。 - APIによる自動化とDevOps連携
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RESTful APIを提供し、CDN設定やキャッシュ操作を自動化可能。
Terraformなどのインフラ自動化ツールやCI/CDパイプラインとの連携にも対応しています。 - 最新プロトコル対応(HTTP/2・HTTP/3)
- HTTP/2やHTTP/3(QUIC)など最新の通信プロトコルに対応し、パフォーマンス向上を図ります。
- カスタムルールとリダイレクト
- パスベースのルール設定やリダイレクト機能を備え、柔軟な配信制御が可能です。
- オリジンフェイルオーバー
- オリジンサーバーの障害時に自動的にバックアップオリジンへ切り替え、サービスの継続性を確保します。
- 地理的制限(Geo Blocking)
- 特定の国や地域からのアクセス制限を設定可能。コンテンツ配信の制御や法令遵守に役立ちます。
- ログ配信と保存
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アクセスログやエラーログを外部ストレージ(例:Amazon S3)へ配信し、詳細な解析や監査に対応します。
保存期間や配信先はプランや設定により異なります。 - 多様なキャッシュキー設定
- クエリパラメータやヘッダーを考慮したキャッシュキーのカスタマイズが可能で、細かなキャッシュ制御を実現します。
- 大規模トラフィック対応
- 従量課金制により、ビジネスの成長や突発的な大量トラフィックにも柔軟に対応可能です。
- 高い稼働率とSLA保証
- 99.99%以上の稼働率を保証し、安定したサービス提供を約束します。
価格体系
Gcore CDNは、シンプルな従量課金制を採用しています。
ゾーン数(ドメイン数)は無制限で、毎月のDNSリクエストの合計に基づいて課金されます。
他のDNSサービスよりリーズナブルな料金で、高速グローバルDNSを利用できます。
配信容量/月 | TB単価(税抜価格) |
---|---|
~50TB | 3,600円 |
51~100TB | 2,700円 |
101~1,000TB | 1,800円 |
1,000~10,000TB | 1,200円 |
10,001~100,00TB | 800円 |
100,001~1,000,000TB | 600円 |
Gcore CDNとAWS CloudFront(CDN)の価格比較
Gcore CDNとAWS CloudFront(CDN)の配信容量ごとのTB単価比較表です。
※AWS Route 53はDNSサービスのため、CDNサービスであるAWS CloudFrontとの比較を掲載します。
※AWS CloudFrontの価格は「日本リージョン(Asia Pacific: Tokyo)」の2025年6月時点の公開料金(1ドル=160円換算、税抜)を参考にしています。
※実際の料金は為替や利用状況により変動します。
配信容量/月 | Gcore CDN TB単価(税抜) | AWS CloudFront TB単価(税抜) |
---|---|---|
~50TB | 3,600円 | 約10,656円 ($0.065/GB×1,024GB×160円) |
51~100TB | 2,700円 | 約10,656円 |
101~1,000TB | 1,800円 | 約9,830円 ($0.06/GB×1,024GB×160円) |
1,001~10,000TB | 1,200円 | 約9,037円 ($0.055/GB×1,024GB×160円) |
10,001~100,000TB | 800円 | 約9,037円 |
100,001~1,000,000TB | 600円 | 約9,037円 |
※AWS CloudFrontの価格は2025年6月時点、東京リージョンの公開価格を1TB=1,024GBで計算。
※実際の請求は為替や利用状況、詳細オプションにより変動します。
※Gcore CDNはゾーン数無制限、AWS CloudFrontはリクエスト数や機能追加により別途料金が発生する場合があります。
簡単見積書
ご請求
- 月払い
-
毎月のリクエスト数に応じての課金で請求書払いとなります。
利用月の月末締め・翌月末払いです。 - 年払い
-
12か月分の料金を、請求書払いとなります。
月毎の超過リクエスト数は、利用月の月末締め・翌月末払いです。
CDN移行サポート
CDNの移行は、弊社のプロフェッショナルサービスをご利用いただくことで、ダウンタイムやリスクを最小限に抑え、スムーズに実施いただけます。
料金は1時間あたり30,000円で、標準的なWebサイトやアプリケーションの場合、概ね3~4時間の作業で移行が完了します。
移行手順
- 1. 現行CDN設定情報のご提供
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現在ご利用中のCDNサービスの設定情報(オリジンサーバー、キャッシュルール、SSL証明書情報、カスタムヘッダー設定など)をご準備ください。
CSV、Excel、TXTなどのファイル形式、または管理画面のスクリーンショット等でご提供いただけます。 - 2. 新CDN(Gcore)への設定反映
- ご提供いただいた情報をもとに、Gcore CDNの管理画面またはAPIを使って、オリジン設定やキャッシュルール、SSL証明書などを正確に反映します。
- 3. 設定内容の最適化ご提案
-
移行に伴い、パフォーマンスやセキュリティの観点から最適な設定となるよう、弊社より改善案をご提案します。
例えば、キャッシュポリシーの最適化、HTTP/2やHTTP/3の有効化、GeoブロッキングやDDoS対策設定の強化などを行います。 - 4. 動作テスト・ご確認
-
弊社にて移行後のCDN設定の動作テストを実施し、問題がないことを確認します。
お客様にも管理画面にログインいただき、配信状況や設定内容をご確認いただきます。 - 5. DNS設定の変更
- ドメインのDNS設定にて、CDN用CNAMEレコードやAレコードをGcore CDNのエンドポイントに切り替えていただきます。
- 6. トラフィックの切り替え
-
DNSの切り替え後、DNSリゾルバのキャッシュが更新されることで、徐々にGcore CDN経由での配信が開始されます。
この間、サービスのダウンタイムは発生しませんのでご安心ください。 - 7. SSL証明書の有効化・HTTPS動作確認
- Gcore CDNでのSSL証明書の設定・有効化を行い、HTTPS配信が正しく動作しているか最終確認します。
- 8. 移行完了
-
全てのトラフィックがGcore CDN経由となり、問題がないことを確認できましたら、移行作業は完了です。
移行後も運用サポートを継続してご提供いたします。