Oracle Dynとは
概要
Oracle Dynは、2001年に創業した、米国のマンチェスターを拠点にしているインターネットパフォーマンスマネジメント企業です。
元々は、ウースター工科大学のジェレミー・ヒッチコック、トム・ダリー、ティム・ワイルド、クリス・ラインハルトが在学中に、コミュニティ主導の学生プロジェクトとして始めたものです。
Dynは、研究所にあるコンピュータにリモートでアクセスして、文書をプリントアウトすることを可能とさせるものでした。
その後、Dynのプロジェクトは、DNSへとシフトし、無料でダイナミックDNSサービスを提供するものへと変わりました。
2002年までは寄付金で運営されていましたが、その後、寄付した人だけにサービスを提供するモデルへと変わります。
そして、2008年からは、"DynECT Managed DNS Platform"というプレミアムサービスを開始します。
2011年には、ロンドンオフィスを開設し、2012年にはベンチャーキャピタルファンドのNorth Bridge Venture Partnersから3,800万ドルの出資を受けます。
2016年にPamplona Capital Managementから5,000万ドルの出資を受け、その後、Oracleに6億ドルで買収され、Oracleのグループ企業となりました。
Oracle Dynは、マネージドDNSプロバイダーとして、ビジネス用途でマーケットシェアNo.1を誇る企業です。
"Internet Retailer 500"、"Alexa 1000"に位置する企業の間で最も利用されているDNSサービスであり、4,000社の顧客を抱えています。
顧客には、Google、LinkedIn、IDC、Facebook、Twitter、Netflix、Tripadvisor、PayPalを始めとする著名企業が名を連ねています。
年間の収益は、1億ドルを超えます。
Oracle Dynの特徴
インターネット通信、DNS専門家集団
Oracle Dynは、世界でも類を見ない、インターネット通信、DNSの専門家集団です。
従業員は450名以上、業界をリードする、インターネットアーキテクチャーや、グローバルルーティング、データサイエンスの専門家が在籍しています。
グローバル展開
グローバル企業に高速で堅牢なDNSサービスを提供するために、Oracle Dynは、世界の重要なTier1 ISPのある20箇所のデータセンターに設備を展開しています。
日々鍛えられているプラットフォーム
サービスが著名であればあるほど、攻撃の対象となります。
以前は、月に2〜3回だったDDoS攻撃は、現在では、週に2〜3回まで頻発しています。
2016年10月には、大規模なDDoS攻撃により、Dynのサービスが落ちて、北米を中心にインターネットの通信が不通となりました。
しかし、当時、この攻撃に対処するために、150名のエンジニアが24時間体制で対応しました。
この数は、他のDNS業者の社員の合計数を上回ります。
Oracle Dynの投資額は、年間1000万ドル(10億円)で、他のDNS業者の年間売上を上回ります。
その後、2017年の春に再び、2016年10月のDDoS攻撃を上回る規模の攻撃を受けましたが、Oracle Dynのお客様には全く影響がありませんでした。
日々、攻撃を受けているからこそ、その攻撃によって鍛えられ、最も強いインフラとなれるのです。