ICP Beianについて
更新日時2018年2月1日
このページは、中国の法律や通達によって変更される毎に更新いたします。
このページを読む際には、更新日時をご確認下さい。
概要
ICP (Internet Content Provider) Beian(登録)とは、中国内でWebサイトを公開する際に必要な中華人民共和国工業情報化部(MIIT: Ministry of Industry and Information Technology)から発行される許諾です。
中国におけるWebサイト配信に関する関連法
中国におけるWebサイト配信に関する関連法は、以下のものがあります。
- 中華人民共和国テロ対策法(Counterterrorism Law of the People's Republic of China)
- 中華人民共和国サイバーセキュリティ法(Cybersecurity Law of the People's Republic of China)
- 中華人民共和国インターネット情報サービス管理対策法(Administrative Measures for Internet Information Services)
- インターネットドメイン名管理のための対策法(Measures for the Administration of Internet Domain Names)
これに加えて、2018年1月1日施行の通達264号(Circular 264)があります。
ICP登録の必要要件
中国の法制度は、日本や欧米のそれとは異なり、ある程度解釈の幅が持てるように細かく規定されず制定されており、それが恣意的な解釈と運用が可能となっている点にご注意下さい。
従って、きっちりと確定していない事項については、中国法を専門とする法律事務所においても様子見の状態です。
ICP登録には、中国国内に法人を設立しなくてはいけない
これは、中国の商法で、中国国内で商売をするためには、国内に法人を設立しなければいけない旨が明記されております。
従来、これは、インターネット経由での商売については適用されてきませんでしたが、状況が変わりました。
中国国内に法人を設立するには、法律事務所にも依りますが、50~100万円ほど費用が掛かります。
ノミニー(Nominee)制度という、法人の役員や株主を第三者名義で登記できる制度もあります。
中国での法人登記や法制度上のご相談については、弊社では、日本の四大法律事務所の一つである、アンダーソン・毛利・友常法律事務所の北京オフィス首席代表の若林 耕 先生をご紹介しております。
ドメイン名をICPのデータベースと連携しているレジストラで取得しなくてはいけない
通達264号により、中国国内のドメインのレジストラは、中国政府のICPのデータベースと連携することが義務付けられました。
また、中国国内のISPは、ICPのデータベースの登録内容がレジストラの登録内容と異なる場合には、遮断の義務を負いました。
従って、.cnのドメイン名を中国国内のICPと連携しているレジストラで取得しなくてはいけません。
個人情報を扱う場合は、中国国内にサーバを設置しなくてはいけない
中国の国民を対象にビジネスを行うWebサイトで、個人情報を取り扱う場合には、中国国内にその個人情報を保存するサーバを立ち上げる必要があります。
弊社では、北京に最大のデータセンターを持つChinaCacheのVPSをご提供可能です。
中国でビジネスを行うWebサイトの配信は、ICP Business Lisenceを取得したインフラを利用しなくてはいけない
単なる情報発信の場合には、ICP登録だけで結構です。
しかし、Webサイトで中国国内向けのビジネスを行うためには、ICP Business Lisenceを取得するか、それを取得している事業者を利用する必要があります。
ICP Business Lisenceは、ISPやデータセンター、CDN等、インターネット上でビジネスを行うための基盤を提供するインフラ会社も必須となっております。
現在、中国企業以外は、ICP Business Lisenceの取得は、100%できませんので、その点をご注意下さい。
数々の欧米のCDNについても、これによって、昨年よりICP Business Lisenceの更新ができなくなり、新規サービス提供を中止しています。
ICP Beianの申請
ICP Beianの申請は無料でオンラインで行うことが可能です。
しかし、上述のように状況が異なり、現在は、しかるべき法律事務所やICP Business Lisenceを持つ中国企業に依頼した方が良いでしょう。
弊社では、ChinaCache経由で申請が可能です。
ICP Beian を登録したい企業は、利用するISP/IDC/ホスティングプロバイダ上で利用するドメインについて、ICP Beianの登録番号を適用できます。
登録まで5週間かかります。
申請事項
- 中国国内の登記簿の写し
- Webサイトのコンテンツの種類 (例: ホテル情報・宿泊予約、ECサイト、コーポレートサイト)
- 企業担当者の身分証明書の写し
- 企業担当者の中国国内の電話番号
- 利用するISP/IDC/ホスティングプロバイダの名前
- 設置するWebサイトのパブリックIPアドレス
ICP Beianの取消
ICP Beianは無期限ですが、取り消される事はあります。
中国政府は、ランダムに、ICP Beianの登録の中からサンプルを選んで、登録情報を確認します。取り消された理由は以下のとおりです。
- 違法なコンテンツを配信している
- 情報が違う
- たとえば、利用しているサービスは変わったのに、ICP Beianの登録情報を変更していない
- Webサイトにアクセスできない
- レジストラの情報とICPデータベースの情報が異なる
一旦、ICP Beianの登録を取り消された場合は、中国国内にコンテンツを持つサーバを設置するために、ICP Beianの登録申請ができます。
ChinaCacheご利用のためのICP Beianの登録申請
以下の方法が選べます。
- 現在使用しているICP Beianをそのまま移行する
- 自社でICP Beianを登録して、その番号を教えて頂く
- ICP Beianの登録申請をChinaCacheに代行依頼する
ChinaCacheによる代行申請・管理
登録時30,000円、その後、毎月管理費が3,000円かかります。
お客様は、ドメイン名のみを教えて頂ければ、あとは全て、ChinaCacheで行います。