私達の強み
継続的学習で差をつける、信頼性抜群のWebパフォーマンスパートナー
私たちは、ツールと、技法と、文化を強みとして活用し、堅実で確実な技術サービスの提供を通して、お客様の成功をサポートし続けます。
ツール: 全国6都市で展開する計測センター
私たちは、札幌、新潟、東京、名古屋、大阪、福岡
の全国6都市に計測センターを開設しており、24時間365日、リアルタイムでインターネットの通信状況を計測・監視しています。
この計測センターを活用して、お客様のWebサイトへの経路情報や、Webサイトの表示速度、エラー状況などを把握することができます。
私たちの計測センターでは、以下の回線で各地の計測・監視が可能です。
- NTTやKDDIの光回線
- ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの5G回線
私たちの計測センターは、合成監視(Synthetic Monitoring)を行うために、現代統計学の父とされるR・A・フィッシャーが確立した「フィッシャー三原則」に基づいて計測・監視を行っています。
- 局所管理化
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影響を及ぼす本質的な要素のみを変数として扱い、それ以外の要素は値を固定化して計測値に影響を与えないようにします。
Webサイトの配信品質管理では、計測機器や計測ブラウザ、計測帯域の統一により、表示速度に影響を与える変数をネットワーク、サーバ、HTMLの書き方の3つに限定することができます。
これが「局所管理化」です。 - 反復
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計測が1回や2回では、その値の確かさが不確かです。
そのため、予算とのバランスを考慮しながら、できるだけ反復して計測を行い、標本サイズを大きくすることで、「真の値」に確率的に近づけます。
これが「反復」です。 - 無作為化
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計測の回数が多いだけでは十分ではありません。
アクセス数の少ない時間帯に多く計測すると、データが偏り、分析結果も偏ってしまいます。
逆に、遅い時間帯だけで多く計測するのも適切ではありません。
統計学的には、一定の間隔でランダムに計測を行うことが重要です。
これが「無作為化」です。
実験介入による計測・監視を通じて、因果関係を明確にし、エラー検出、遅延の原因、通信障害を正確に把握することができます。
私たちの計測センターが提供するデータは、インターネット上でビジネスを展開するWebサイトにとって速度が生命線となる大企業にも採用されています。
技法: 統計的品質管理とTOCによるパフォーマンスチューニング手法
次の強みとして、私たちは「統計的品質管理」と「制約理論(TOC: Theory of Constraints)」を組み合わせたパフォーマンスチューニング手法を提供しています。
この手法は、Webサイトのパフォーマンス向上において効果的であり、効率的な改善策を導き出すことができます。
統計的品質管理は、データに基づいてシステムの品質を評価し、問題の特定と解決に役立てます。
一方、制約理論は、システム内の制約やボトルネックを特定し、それらを改善することで全体のパフォーマンスを向上させるアプローチです。
これら二つの理論を組み合わせることで、効果的かつ効率的なパフォーマンスチューニングが可能になります。
私たちのパフォーマンスチューニング手法では、まず統計的品質管理を用いて、Webサイトのパフォーマンスに関連するデータを収集・分析します。
次に、制約理論を適用してシステム内の制約やボトルネックを特定し、最適な改善策を立案します。
最後に、改善策を実施し、再び統計的品質管理で効果を検証することで、継続的なパフォーマンス向上を実現します。
この統計的品質管理とTOCによるパフォーマンスチューニング手法は、Webサイトの表示速度やエラー率の低減だけでなく、ユーザーエクスペリエンスの向上やビジネス成果への貢献も期待できます。
私たちは、この手法を用いて、2014年より多くの大企業のWebサイトパフォーマンス改善を支援してきました。
その結果、ビジネスの収益が改善されたお客様にご愛顧頂き、継続的な計測・監視と、品質改善サービスをご提供しております。
文化: 専門家としての継続的学習
私たちの強みの一つは、専門家として「継続的学習」を重視し、お客様に最適なサービスを提供することです。
この文化は以下の3つの側面から具現化されています。
- 検証とデータ分析に基づく知見の提供
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データに基づいた検証や分析を通じて、お客様に有益な知見を提供し、課題解決に寄与しています。
信頼されるパートナーとしての役割を果たすため、統計学を基盤としたデータ分析能力を継続的に向上させています。 - 業務プロセスに組み込まれた継続的学習
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組織の成長に継続的な学習が不可欠であると考え、毎日午前中の3時間を従業員が研究・学習に費やす時間として設定しています。
組織全体で知識とスキルの向上を図り、業務プロセスにおける基盤として位置づけています。 - 資格試験による従業員の質保証
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継続的な学習の成果を可視化し、裏付けるために、資格試験の取得を奨励しています。
資格取得を通じて、従業員は研究や学習の成果を実践に生かし、お客様に高品質な技術サービスを提供できます。これにより、従業員の品質保証が実現されます。
これらの取り組みにより、組織全体の知識とスキルの向上を実現し、従業員に成長の機会を提供しています。
この結果、お客様に信頼性の高いサービスを提供し、長期的なパートナーシップを築くことに貢献しています。