2021年1月21日
著者: 竹洞 陽一郎
皆さんのWebサイトには、IEを使ったアクセスがどの位ありますか?
それなりの数のIEでのアクセスがあり、IEを利用しているユーザを無視できず、頭を悩ませるWeb担当者も多いでしょう。
そこで、Microsoftが用意しているIEからEdgeへの自動転送の仕組みをご紹介します。
Microsoftが用意したIEを利用した際のEdgeへの自動転送の仕組み
Microsoftは、2020年11月13日にMoving users to Microsoft Edge from Internet Explorerというページを公開し、登録申請をすれば、ユーザがIEを使って自社サイトにアクセスしても、Edgeで自動的に開く仕組みを用意しました。
自動転送の仕組みが動作すると、以下の説明文が画面上に表示されます。
- 自社の登録したサイトはIEでは動作しない旨のメッセージ
- IEのブラウジングデータやプリファレンスがEdgeへとコピーされる事に同意を求めるメッセージ
ユーザがIEからEdgeへの移行に同意すると、以下のブラウジングデータがEdgeへとインポートされます。
- お気に入り(ブックマーク)
- 保存された各Webサイトでのパスワード
- 検索エンジン設定
- 開いていたタブ
- 履歴
- 設定
- IEで保存されていたクッキー
- ホームページ設定
申請の仕方
Microsoftへの申請は、メールで行います。
以下の情報が必要です。
- ページの所有者名
- 肩書/役職
- Emailアドレス
- 企業名
- 住所
- WebサイトのURL
このIEからEdgeへの転送の仕組みは、公開されたWebサイトにのみ適用可能です。
サイトの規模は関係なさそうです。
メールを送ると、すぐに申請の受付確認のメールが届き、およそ1ヶ月ぐらいで登録完了のお知らせメールが届きます。
具体的なメールの書き方
弊社の場合は、以下のようなメールを書いて送りました。
To: [email protected]
Hello,
It would be great if you could add our site to the Need Microsoft Edge List.
- Owner name ... Yoichiro Takehora
- Corporate title ... CEO
- Email address ... ************@spelldata.co.jp
- Company name ... Spelldata, Inc.
- Street address ... Tokyo Sankei Building 27th Floor, 1-7-2 Otemachi, Chiyoda-ku, Tokyo 100-004 JAPAN
- Website address ... https://spelldata.co.jp
Best regards,
Tak
すると、担当されている方から以下のような返事を頂きました。
Hello -
We have submit your request to have spelldata.co.jp added to the Need Microsoft Edge List. The reference number is *******.
We will follow up once the list has been updated.
Thanks,
Kelly
申請してから、26日後、以下のようなメールを頂きました。
Hello -
spelldata.co.jp has been added to the Need Microsoft Edge list. Here is the link for verification: https://edge.microsoft.com/neededge/v1
Please let us know if there are any further questions.
Thanks,
Kelly
Edgeへの転送URLリストは、https://edge.microsoft.com/neededge/v1で確認できます。